T-motor F60 Pro2の使用感について
T-motorについて
当ショップのブログにてCobraモーターの現状をお伝えさせて頂きましたが、
現在dknbFPVはT-motorへ移行して色々とテストを行っております。
まず新作のF60 Pro2に関してですが、2700kvをメインに使用しており評価はめちゃくちゃ良いです。
今までCobra CP2207 Loveだったのですが、F60 Pro2はコブラのモーターにピックアップの良さを加えた感じの挙動となります。
ターン後の切り返しやフルスロットルでのターン中など、ピックアップの良さが優れているおかげでコブラよりもクイックに曲がっていけます。
コブラだとドリフトして流れる感じが、F60 Pro2だとピタッと止まって次の加速に移れるというのを、交互に比較して飛ばしていて感じ取れます。
また、回転の始めが軽くて、凄く回しやすいです。これはミンチャンもグループチャットで言ってたのですが、回転が軽く感じて軽快になったというのが理解できます。
そのおかげか、同じコースでの最速ラップもT-motorの方に軍配があがりました。
またペラを付けずにモーターを回転させた時、そのスムーズさから、これは絶対に速いだろうなというのが、大体飛ばす前から感じられるのですが、その通りでしたw
ただパワーに関しては、コブラと同等のような気もします。
ピックアップの良さで切り返しが速くなる分、タイムも縮められるという感じでしょうか。
また、Gemfanの最近でた6042の2枚ペラでぶん回したら、めちゃくちゃ速くて驚きです!!!
4Sでドローンが速いと体感したのは久しぶりです。飛びを見ていたRAIDENのパイロット達も、普段レース用ドローンに慣れているにも関わらず、このドローンは見ていて怖いという感想でした。
ちなみに6042でフルスロットルを続けたらESCが燃えました!w
流石はT-motorという感じです!!
久々に楽しいモーターに出会えたのが嬉しい^^
F40 Pro2もレース用として使えます。
メーカーにF60とどっちが良い?と聞いた所、トラックに合わせて使い分けるのが良いかも~と言っていましたが、どちらかというフリースタイルの方が良いと思います。
Cobraパイロットのフリースタイラーであるトムスミスさんも最近はF40がお気に入りで、めちゃ良いよ~って言ってました。
パワーはあるけどスムーズさが無いとか、ドッカンターボだよねとか、スムーズだけどパワー無いよね、みたいにモーターもそれぞれ癖や味があるのは皆さんご存知だと思います。Cobraはパワーもあってスムーズという両方を兼ねた素晴らしいモーターだったのですが、F60Pro2はそれに加えてピックアップも良いというプラスアルファな感じです。こんな感じで、うまい具合にCP2207から次のステップのモーターに乗り換えられて本当に良かったなと思います。
耐久度の問題とか燃えやすさなどもT-motorに関しては色々と論議されていると思うので、その点も使用していてお伝えしていければと思います。
機体セッティング
新型のVX-05が発売となったので、直近は機体調整をしていました。
VX-05は真X型とストレッチX型の2種類が発売となっています。
X型はターンの時に切れ込んでいける感じで、自分の行きたいラインに乗せられる感じが非常に良いです。
S型はターンの時に若干流れる感じがありますが、トップスピードはXより速いと思います。(実際に計測したわけではありません)
スピード重視で行くのか、ライン重視でいくのかで分かれてきそうですが、やはりフィーリングで決めるのが一番だと思います。
韓国のパイロットでは、X型を好んでいる選手がS型を飛ばすとタイムが遅くなり、S型を好んでいるパイロットは逆にXを飛ばすとタイムが遅くなるという面白い結果も出ています。
どちらが良いという事は無く、自分に合う方を選ぶ事が重要だと思います。
海外のVectorパイロットも、X型とS型の選択は丁度半分に別れました。
国内でいうと私と匠君はX型、横田さんはS型の選択をしています。
私の場合、Sにすると余計な動きが出てタイムが遅かったので、飛ばしやすくて、ガンガン切れ込んでいける感じが非常に自分の相性と良くXを選択しました。
VX05は空気抵抗を極限まで下げる為にアームの幅が細くなっています。
その分厚みを増して強度を高めているのですが、先週、練習用のアームも別に発売となりました。
こちらは幅を3mmくらい広げて、コーティング剤もより強度の高いものを使うようにしています。その代わり10g位、重くなります。
一応テストでサンプルを貰っているので、今度レビューをしたいと思います。
最初に仕入れようかとも思ったのですが、周りの何人かにアドバイスを聞くと、本番と環境が変わるのであればいらないという意見が多かったので、初期ロットは見送りました。
あと今回の機体調整で色々と試したのが4in1 ESCとカメラ周り。
FCもRF1 500や、お馴染みのBFで色々と比較しましたが、その辺はまた今度。
今回は4in1に関して。
まずblheli32は個人的にめちゃめちゃ好みです。
最初使った時は、なんかスカスカする印象だったのですが、実際はそうでなく、慣れると解像度がめちゃくちゃ上がってるのが分かってきます。
より繊細でコントローラブルです。
設定はもちろんdshot1200にするのですが、
物によっては、なんちゃってdshot1200な商品もありましたので要注意です。
製品によってパワーの出方や解像度が異なる所が面白いです。
今回比較したのは代表的な下記5つ
・HobbyWing XRotor Micro 40A 4in1
・Aikon 4in1
・DALRC Engine
・Typhoon32
・Spedix GS35
(この5つ以外にもRacerstarとか試したものもあります)
この中でも良かったのがSpedix のBLHeli32の4in1でした。
パワーの出方や解像度なんかの点で、非常に満足しています。
AikonやHobbyWingはパワーの出方がいまいち。
DALRCは解像度がいまいち。
Typhoon32も良かったのですが、パワーの出方がSpedixの方が良かったです。
ということで少量ですが当ショップでお裾分けです。
少量なので売り切れたらゴメンナサイ。
Spedix GS35 35A 4-in-1 2-4s BLHeli_32 Dshot ESC | dknbFPV
評判良ければ、追加で仕入しておきます。
ぜひお試し頂き、違いを感じて頂けたらと思います^^
RF1は条件が異なるので比較からは除外しています。
BFとは同じスティック操作でも挙動が違うので純粋な比較はできないなと思いました。
今回もテストの為だけに無駄に5機も組んでしまって何やってるんだろうという感じですが、パイロットでないとこんな贅沢な比較はできないと思ったので、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
Vector Gekko stick end (プロポ用スティック)
久しぶりの更新なのに、商品紹介というなんとも微妙な感じ。
ベクターのスティックエンドでM4タイプが発売となりました!
Vector Gekko Tx Stick End M3/M4 V2 | dknbFPV
JRのプロポ使ってらっしゃる方はM4タイプだったので、従来のM3が使えなく、M4作らないのですか?と尋ねられる事もしばしばあったのですが、ようやくM4が発売となりました。
あと最近Tiny Whoopを飛ばすようになってから、TaranisのX9DやQX7をお使いの方からも声があったので、ブログでも説明させて頂きます。
どうやらX9DやQX7も、そのまま純正の場合はM3タイプのネジなのですが、M9やM7 Hall Sensorジンバルに換装するとM4になってしまうらしいです。
なので、X9Dでもスペシャル エディションのX9D Plus SEなんかを買われた方は、初めからM9 Hall Sensorにアップグレードされちゃってるので、M4タイプのスティックエンドじゃないと取り付けできないなんて事になってます。
QX7SもM7 Hall Sensorにアップグレードされています。
なんだか色々とややこしいですよね。
普通のX9Dをお持ちでVectorのM3を付けてる方が口コミでVector Gekkoをオススメして下さり、非常にありがたいのですが、M9ジンバルを付けてる方が口コミを聞いてM3を購入したのに取り付けできないなんて酷い状況になっていたので、ここでお知らせした次第です。
そもそもM3とかM4なんて違いがあることすら普通分からないですし、そもそもジンバル変えてなぜに仕様まで変わってるんだって話ですよね。。。
という事で、Frskyの方とJRの方はM4とM3のどちらなのかをよく確認してみて下さい。
で、僕もTaranis X9D Plus SEを買った人間なので、M4タイプで交換しました。
外人仕様なのか、TaranisのジンバルのストロークがFutabaと比べて長いので、付属の長さ調節リングは一個ずつが良いかも。
商品はこちらからご購入頂けます。