Vector の新フレーム VH-03
スポンサーであるVectorより、新たにVH-03とVX-04をリリースするとお話をもらいました。
今までVX-03を愛用していましたが、どれだけ進化しているのかを確かめるべく、
テスト用に貰ったフレームで色々とテストしています。
フレームによる差なんて大して無いと思うなかれです。
普段と全く同じパーツ(PDB、モーター、FC、ESC、バッテリー、カメラ、VTX)で飛ばしてこそ、圧倒的な違いがある事に気付かされます。
VH-03
組み上げるとこんな感じ。
いわゆる枠付きってやつです。
各モーター搭載部は3つのアームパーツに分かれています。
サイドのアームは2mmくらいと薄いのでクラッシュで折れないか心配でしたが、意外と平気でした。直撃しない限りは大丈夫そうです。
試しにRacerstarの4 in 1を試してみました。
なので普通のescで組み直し。
このVH-03は剛性が高いから、恐ろしいくらいにターンが綺麗に決まります。
本当に思った通りのラインを飛べるので、よりスロットルを入れていけます。マジで反則レベルの安定感。
ターンするとX型だと外側に多少なり引っ張られて滑る(ドリフトのような?)感じがありますが、こいつはそれが無くて狙った所に飛んでいきます。
クラッシュ率が本当に下がり、自分でも驚きました。
また、理由は分かりませんが、スロットルを抜いても高度が下がり辛く、低空で飛んでも墜落する事が少なくなります。
高度一定で飛べて、左右のターンも思い通りと申し分の無い機体です。
一言で表すならカッチリした機体。
今までのVX-03との比較用に動画を撮りました。
DVRなので相変わらず汚いですが(^^;
簡単に機体制御できるので、初心者の方にこそ本当にマッチするフレームだと思います。
これも勝手な所感ですが、今までのX型フレームは人間が細かいスロットルやロール方向の操作をしなければならない所を、フレームが補ってくれてると個人的には感じています。
これは周回飛行するだけの動画ですがかなり安定しています(自分の中ではw)。
ビルド
Frame: Vector VH-03
Motor: Cobra CP2207 2600kv
ESC: Flycolor 30A bls pro
FC: Revolt V2
Cam: Foxeer Arrow V3
VH-03のようなカッチリしたフレームの場合、Racekraft5051のようなペラを使った場合、さらにカッチリしすぎてロスが多いような気もしました。
カッチリしたフレームにはもう少し緩いペラの方が相性が良いと今回試していて感じました。
もちろんこれは好みの話ですが。
VH-03はもちろん長所だけでなく短所もあります。
やはり剛性が高いせいだと思うのですが、それを維持したまま飛び続ける為に電費が悪くなります。とは言ってもレースで3周できないとかそういうわけではありません。
これはフレーム設計者とも話しをしているのですが、ターンの精度との引き換えになってしまうのかもしれません。
また瞬発力もVX-03と比較してトレードオフとなっている感があります。
テクニカルコースなんかで真価を発揮できそうです。操作が本当に楽です。
自分が上手くなったように思わせてくれるので、試してみる価値のある本当に良いフレームだと思います。
ただこのフレームに慣れると、X型には戻れなくなりそうw
一般販売はあと2週間後くらいとのこと。
気になる方はお待ち下さい。
次はVX-04の記事も書いてみようと思います。
VX04は簡単に紹介すると上級者用のフレームだと思います。