VTXの出力値と選び方
今回はFPVをする上で重要な役割を持つ映像の送信機であるVTXについて調べたことのまとめです。
まずは送信機のパワーについて。
現在ミニクアッドで採用されている一般的な出力は、25mW、200mW、600mWの3種類。
出力値が大きければ大きいほど受信距離は伸びるし、ノイズも少なくなる。
なので600mW一択で良いと思っていたが、どうやらそうではないらしいです。
初心者って怖いですね(^^;;
家の中など狭い所で飛ばす際はむしろ25mWの方が良いようである。Tiny Whoopなどが25mWの送信機を積んでいるのは適材適所で理に適っている。
ではなぜ狭いところで600mWを使うべきではないのかというと、電波は跳ね返ったりするので、出力が強すぎるとそれが妨害電波になってしまうとのこと。
またレースの大会によっては600mWの使用を禁止する場合もあったりするので注意が必要。
200mWと600mWでは大きな違いがありそうですが、実はそうでもなく、送信距離を2倍延ばしたい場合、出力値は4倍にしなければならないようです。
また5.8GHz帯の電波は簡単に500m〜1Kmの距離を飛び、25mWでも設定や良いアンテナを使えば600m離れてもクリアな映像を受信できるようです。
レース用ドローンをそこまで遠くまで飛ばすのかという問題と、そもそも、そんな広大な飛ばせる敷地があるのかを考えると、出力値の大きさは問題ではないとの事です。
下記に目的別に選び方を纏めておきます。
600mW
- 外で一人で飛ばす場合
- 林の中など障害物が多い所(出来れば一人で飛ばす場合)
200mW
- 広い室内や屋外で飛ばす場合
- 複数人で一緒に飛ばす場合
- 大会のレギュレーションに指定されている場合
25mW
- 家の中など狭い所で飛ばす場合
広い林間コースで複数人でレースをする場合は、どっちが良いのだろうか?ここは600mWの方が良さそうですが、どうなんでしょう。
chが違えば他人への妨害は無さそうですが。
人によってドローンの使い方は違うと思いますので、自分の目的にあったVTXを選べばと思います。
また、機体を一度組んでしまうと送信機を入れ替えたりするのは簡単ではないと思いますので、機体を組む前からどういう用途にするのか計画的に設計した方が良さそうですね。
さらにVTXの購入は、何種類か最初に買っておいて、予め使い分けができるよう纏めて開局申請した方が手間が省けそうです。
一人ではなく、誰かと一緒にFPVするなら、周りと事前確認をし、意見を合わせる事が大事なのだと思われます。
私はまだFPV未体験なので、早くやってみたいなと願うばかりです(^^;;