Tiny Whoop化に必要なもの
Tiny Whoopの改造とか設定とか。
前回Tiny Whoopについて簡単に紹介しました。今回は実際に飛ばすまでに必要なものや設定などについて。
前回の記事はこちら
機体本体
まずは機体の大元となる本体。これにはBlade Inductrixを使用します。
最近は格安の同コンセプト品や、似せて作ってあるコピー品などもありますが、ここでは割愛します。
本体は日本で買うと高いので海外通販を利用するのをオススメ致します。なかでも米アマゾンは利用しやすいので良いです。
本体+コントローラーのRTFセット
本体のみ
ちなみにこのBlade Inductrixはノーマルの状態で飛ばすだけでもめちゃくちゃ面白いです。本当にクセが無くて、安定して飛びます。自分も買ってすぐに部屋の中で飛ばしてみたのですが、もう一発でトリコになってしまいました。なんでもっと早く買ってなかったのだろうと悔やみます。
下の動画は買ってすぐに飛ばしてみたのを下手くそですが動画に撮ってみました。
バッテリーは同梱のノーマル品ではなく、Tiny Whoop用に入手した210mAhの物ですが、飛行時間を計測したら余裕で8分は飛びました。
プロポ(コントローラー)
コントローラー付きのRTF(Ready to Fly)セットを買ったならば、プロポは必要ありませんが、Blade InductrixはDSM2、DSMXでバインドして飛ばす事ができます。DSMXプロトコルに対応した送信機であれば何でも良いのですが、国内だと技適マークが付いていないと煩いので、選択肢はぐっと減ります。
そうなるとSpektrum社のプロポがエアクラフトさんが技適を取得して販売しているので、その中から選ぶと良いと思います。
https://www.aircraft-japan.com/ja/c954692-
個人的にはDX6iが安くて性能もそこそこ良いのでオススメです。
RTFに付いてくるプロポは、おもちゃのような物なので、細かい操作がしづらいのと、送信機が届く距離も15mくらいしか無いようです。まずは試しにと遊び感覚で入るならRTFが良いですが、後々買い換える事を考えるなら、最初から機体のみのBNFと送信機を分けて購入する方が良いと思います。
DX6iの設定方法は、ひーちーさんが紹介してたサイトのが非常に良かったです。
この動画も参考になると思います。
Tiny Whoop (Inductrix) Full Acro Setup with DX6i-CBRC
カメラと送信機
Tiny Whoopは重さにかなりシビアで1g違うだけで飛行時間や飛び方に大きく影響します。なるべく軽くするためにカメラ+送信機の一体型のもの使います。
FX798T
- 定番のカメラで一番推奨されている一体型です。軽さもケーブルをカットして4gくらいになります。
- 重さは同じで、ダイポールアンテナにする事でアンテナ強度を高めたFX797SEもあります。耐久度が上がる代わりに、感度が下がります。どちらを重視するかで選択すると良いです。
Eachine EF-01
- 格安の中華カメラ
- FPV.tokyoさんが紹介してたのを拝見しましたが7gと重いのがかなりネック
Spektrum FPV Ultra Micro Camera
- Spektrumの小型一体型カメラ
- 重さは不明
モーター
モーターを変更しないと、カメラ+送信機+バッテリーを載せた時の追加重量が大きすぎて、まともに飛ばすことができません。必須のチューンナップ項目です。
MMW Fast
- Micro Motor Warehouseの一番定番モーター 14000kv
MMW Insane
- 飛行時間30-90秒、寿命4時間の超高回転モーター 19000kv
Race Editions
- 公式サイトで販売のレース仕様モーター 14800kv
-
Tiny Whoop Race Edition Motors - The Best Motors for FPV Inductrix Drone
65Drones fast
- 結構人気のある高回転モーター 14864kv
-
65Drones 6x15mm (fast) coreless motors set for Tiny Whoop Inductrix Blade Cheerson CX10
Chaoli CL-615
- Banggoodの格安モーター
バッテリー
付属品のノーマルバッテリーは1s 150mAh 25Cと 、かなり物足りないスペックです。飛行時間やモーターのパンチ力をアップさせる為にも交換が必須のアイテムとなります。
容量の多いバッテリーに交換する事で、だいたい飛行時間が3~3分30秒に伸びます。部品を軽量化する事でもっと伸ばす事も可能。
LiPoバッテリーの輸送には色々と制限(1荷物2個まで等)があるのでご注意下さい。
MMW MyLiPo
- 定番バッテリーで 205mAh 25C
-
Amazon.com: MyLiPo 205mah 25C/50C Burst 1S Lipo Battery (for Blade
-
Tiny Whoop Battery - Mylipo 205mah 1S - for Inductrix FPV Drone
Nitro Nectar
- NewBeeDroneのお勧めバッテリ 210mAh 30C
- MyLiPoより長持ちでパンチ力がある気がします
- 今のところは輸送制限が無く私も12個セットを買っちゃいました
Lumenier
- Lumenierのバッテリー 205mAh 25C
- 日本では入手困難?
プロペラ
基本的にプロペラが接触する機会が少ないので壊れることはありませんが、ストックを持っておくに越したことはありません。また売り切れとなっている事がほとんどなので、見かけた時に在庫があれば買っておいても良いかもしれません。
デフォルトは4枚ペラですが、2枚ペラに加工した方が軽量化による飛行時間アップとパンチ力アップに繋がるらしいです。
Banggoodにて格安ペラも売っているのでそちらで代用しても良いと思います。Eachine E010用のものが代用できます。
その他のアイテム
カメラマウント
アンテナガード
カーボンファイバーフレーム
改造方法
凄く簡単ですし、公式サイトでも動画で紹介されているので、そちらを見たほうが早いです。
TINY WHOOP Build Video - Team BIG WHOOP - Inductrix FPV - How to build a Tiny Whoop
注意点としては、通常のクアッドコプターは内側にプロペラが回転するように作ってありますが、Blade Inductrixに関しては外側への回転方向となります。モーター交換の際に逆にならないよう注意ください。
完全自作?!
最近はInductrix Bladeを買わずとも、フレームから各パーツを購入して自分で組み立てる事も可能です。
Rakon frame for the Tiny Whoop (Multi Colors)tiny-whoop.myshopify.com
CleanFlightやBetaFlightをのせられるFCも発売が予定されています。
The BeeBrain v.1 - Cleanflight/Betaflight compatible Flight Control for the BeeDuctrix/Tiny Whoop/Inductrix quadnewbeedrone.com
公式版 Tiny Whoop
なんと本家からもTiny Whoop化モデルの発売を予定しています。
紹介動画がこちら
しかしこれに関しては、「なんか違うな感」がヒシヒシと伝わってきます。
なぜなんでしょう。。。
ぜひ皆さんもTinyWhoopで楽しんで下さい!
そして一緒にレースしましょう(笑