Windows10でFCとUSB接続
Windows10のPCとFCを接続する際の設定について
Windows10は公式にSTM32をサポートしていないようなので、ケーブルを接続するだけでは何も認識してくれない。
色々と設定が面倒なのと細かく解説してくれているサイトが無かったのでまとめました。
Betaflight、Cleanflight、Raceflightのいずれかを利用する場合について。
現在だとBetaflightが一番人気があって良いと思います。
接続とか設定に関しては多くのサイトが扱っていると思うので、ここでは接続できない時の対処方法を。
特にConnectを押下して「Failed to open serial port」と出る方は設定が必要です。
接続にはmicro USBケーブル(Androidを充電するやつ)を使います。mini USBではないのでご注意を。
携帯電話に付属してくるケーブルの場合、データ通信に対応していない場合が多いようで、ケーブルのせいで繋がらない場合も多いようです。
PCやFCの設定を色々と試してみても繋がらない場合、ケーブルが駄目なケースもあるという事にご注意下さい。
下のケーブルはめっちゃ良いので個人的にオススメです。
初心者の方はしっかり奥まで刺さっているか確認してください。FCのLEDが点灯しても奥まで刺さっていない場合があります。奥まで刺さっていないと通電していても通信はできません。
まずはUARTとCOMポートをブリッジしてくれるソフトをインストールします。
これをインストールしてFCに接続してみてください。
それでも駄目な場合は、仮想COMポート(VCP)が設定されていない可能性があります。
UART1とUSBが別になっているFCは、USB接続にVCPを使っていると思います。
Windows10の場合、VCPが標準では入っていないと思うので、下記ドライバを自分でインストールします。 ソフトのDLにメールアドレス入力が必要です。
STM32 Virtual COM Port Driver
上記ソフトをDLしてインストールしても、まだ駄目な場合、下記コマンドを入力して下さい。
- ファイル名を指定して実行「cmd」でコマンドプロンプトを起動
- STM32ドライバーをインストールしたフォルダに移動
- 「CD C:¥Program Files (x86)¥STMicroelectronicsSoftware¥Virtual comport driver¥Win8」
- 「dpintst_amd64 /LM」をタイプして実行(32bitの方は「dpinst_x86 /LM」)
- 画面に従ってインストール
上記までの設定でも繋がらない場合、USBのドライバーを変更して下さい。
Zadig - USB driver installation made easy
ソフトをDLして下さい。
- FCをUSBで接続します
- Zadig2.2を実行
- Optionsの「List All Devices」のチェックを入れる
- 選択ボックスにて「STM32 Virtual COM」を選択
- 緑の矢印の右側でWinUSBではなく「USB Serial(CDC)」を選択
- 「Upgrade Driver」で実行してください
以上を設定してBetaflightに接続してみて下さい。
途中うまくいかない場合はPCの再起動なども試してみてください。
Firmwareをフラッシュする時に使うDFUモードのBootloaderは、私の場合はWinUSBのままで大丈夫でした。
2017.2.7追記
Bootボタンを押すか、BootピンをショートさせてDFUモードにしても、BetaflightがDFUと認識しない場合もありました。COM1などと表示される。
この場合も STM32 BOOTLOADERをZadigにてWinUSBへドライバーをアップグレードすれば、DFUを認識してくれるのを確認しました。